ブログトップ

生物学者である、偉大なる家庭教師。

b0023052_3184997.jpg
18歳~19歳くらいの間、ほとんどボランティア的に、生物学者である先生に、数学や国語などのお勉強を教えていただいていました。
わたしは小学校の高学年と、中学校の一年生の一学期、そして三年生の間は、ほとんど趣味の世界に没頭していて、義務教育的な学習は等閑になっていたのでした。
それまで、ルームメイトが協力してくれて、みんなで毎晩英語や数学のテストをしたり、
先生を紹介してもらったり、漢検を目標に勉強したりと、機会はあったものの、まるで興味が湧きませんでした。

そんな中、ショートカットで軽やかで、知的な生物学者であるその女性は、わたしにおっしゃいました。

「それは教え方が悪かったんだよ。大丈夫。わたしは数学と科学が大好きだから、わたしと一緒にいれば、数学と科学が好きになるよ。」 と。

一番最初に習ったその日、そのお言葉をいただいて、わたしは心が明るくなりました。
わからなくても、この方のおっしゃることを、とにかく吸収しよう、と。

その日から一週間に2回くらいのペースで、わたしから先生のお家へ通いました。
先生は、教科書ではなくて、図書館で借りてきた本でお勉強を教えてくださるのでした。

国語の時間には、『五体不満足』 や、『だからあなたも生き抜いて』 の朗読、
数学の時間には、環境ホルモンについての書籍から、数学の勉強をしていくのです。

もちろん、問題集の例題を解いたりもするのですが、本当にわかるまで丁寧に教えてくださりました。

日中、分刻みのスケジュールで動いていて、睡眠時間も2時間くらいだった時、伺っても勉強時間に眠ってしまう、ということが何度もあったりもしました。

それでも先生は、「じゃあ、国語にしようか。」 とか、「1時間寝てていいよ。」とおっしゃって、とにかく負担をかけず、伸び伸び教えよう、という思いが伝わってくるのでした。

また、当時東洋医学を研究されていたその先生は、お友達のお灸の先生のお話を一緒に聞こうと誘ってくださったり、カラーパンクチャーで頭脳明晰になる光のトリートメント、キルリアン写真などを撮ってアドバイスもしてくださりました。

本当に賢く偉大な方なのですが、ご本人は常に謙虚な姿勢で、まわりを優先されていました。
そんなお姿を見る度に、わたしはいつも感銘を受けて、心は安らぎ、わたしもこうなれるように頑張ろう、と勇気付けられ、励まされました。

真に智恵のある人、というのは、他を利する心で満ちているのですね。
わたしは感謝の念をあらわすべく、あの時教えていただいたことをいつまでも心に留めて、
日々小さなことからも学習し、吸収していきたいと思っています。
b0023052_3175253.jpg

[PR]
by ami-cosmo | 2004-12-19 02:54 | お勉強。