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イメージと心


イラストコンテストの話題の中で、絵は不思議だね、と話していました。

小学校の夏休みの宿題で、夏休みが終わる前日に急いで描いた環境のポスターが、何故か市にいくことになったり、
とっても心を乗せた絵は、ずっと学校に保管されることになったり。

イメージがうかばない時は、全然描けないのに、
うかぶ時は、本当に少ない時間で描けたり。

イメージしたものを、どれだけそのまま、紙に映すことができるか、本当にそれだと思うのですが、とても微細な絵を描く画家もそう言っていました。

心が乗った絵は、人の心に何かを伝えることができる。
上手に描こうとしても心が乗っていないと、絵でおわってしまうこともある。


絵を描く人の色合いは、小さい頃培ったイメージがとっても影響しているようです。

母は、小さい頃、祖母からもらった、親指姫、白雪姫、シンデレラ、眠り姫 の絵本の絵がとても美しく、その影響で絵が好きになったのかもしれない、ということでした。


わたしも、絵の好きな母の影響も大きいと思いますが、
小さい頃、とっても美しい絵本に出会っていた記憶があります。


先日、yukaちゃんとお話していた時、今アルバイトしている保育所は、まだできたばかりで、壁の装飾も殺風景で、とても寂しい感じなの、と話してくれました。

そこで子供達が使うクレヨンの色は、3人決まって黒や青などを選ぶとのこと。 断然寒色が多いのだそう。

自ら絵本を買って、差し入れたりしてあげているということでした。
おもちゃはプラスチックで、暖かみがないから、今、布のおもちゃを手作りしているそうなのです。
本当に心が優しい、素晴らしい教育者になれそうな人だなって思いました。

美術家であり、音楽家でもあり、作家でもあるお友達が、
子供が使う色彩には、独特な色があって、大人になると出せなくなる色がある、と以前教えてくれたことがありました。

それはやっぱり、幼い頃の純粋な心と、観念の枠組みから解放された豊かな心からなる色彩なのでしょうね。

小学校の頃、美術の先生がお休みの日があって、担任の先生が絵の時間を受け持った時に、くじらは黒で塗らなきゃいけない、といわれたことがあって、非常に違和感を覚えた記憶があります。

多分、そういった積み重ねで、だんだん心にある色が出なくなるのかなとも思ったりしました。

以前心理学講座のお話を伺った時にも、シンボリックな存在によって、わたしたちの心が統合されると聞きました。

小さい頃、紙芝居や絵本で、わるいことをしたお婆さんが苦しんだりしている姿を見て、そうならないようにしよう、と思ったり、
地獄絵を見て、死に対する世界観や、生き方が統御されたり。
神話や絵本といったものが偶像として排除され始めた時から、
今の人々は精神的に崩れてきているのではないか、と。

また、エジプトフォーラムの講義を聴きに行った時も、ある教授が、階段式ピラミッドについて、あれは神を表すものだからこそ、階段式になっていて、あの大きなピラミッドが、遠く離れたどこから見えても人々が神を意識できるような、シンボリックな存在としての価値があったのではないか、とおっしゃっていたことがありました。

わたしたちはどのようなイメージを小さい頃培ったか、あるいは日頃培ってきたかによって、描く色彩も変わってきて、心も変化しているのでしょうね。

追記

ダヴィンチコード、5月に世界同時公開なのですね。


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by ami-cosmo | 2006-02-13 08:23 | Art