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マンダラ展 ~講演会・マンダラについて 編~



ここから、正木晃先生による、講座のメモ。

チベット密教と、宗教学について学び、
中央チベットに11回、
ネパールには4回訪問している。

今回は、最初にもお断りした通り、
皆さんの塗ってきたマンダラの心理的な背景を見ることはしません。

だいたい、こういうところで、
この塗り絵はどうでしょうか、と持ってくる人は、大丈夫。

本当に危ない人というのは、
部屋にこもって、1人で塗っているでしょう。

シンメトリーの世界で癒される人がいる。
対照で、複雑なものが癒される。

あんまり行きすぎて、例えばベルサイユ宮殿なんて見ていても、
癒されないけれど、禅の坊さんが、まるを描いて、
これが悟りだといわれても、わからない。

密教を研究するにあたって。

チベットのマンダラというのは、けっこう派手な色が多い。

きっかけは、
加藤清先生という、精神科医に頼まれたことから。
「チベット密教の中には、精神医学的な立場から見て、
人を癒す力があるけれど、わたしはできないので、
あなたが研究してください。」といわれた。

その先生の先生である、ツルティン先生。
ダライラマの、側近である方。

チベットでも、閉じこめられたりして、
わたしとあなたは、前世は兄弟だと、
目に涙をためて、口説かれたりした。

マンダラ塗り絵のきっかけ
文化庁長官、塚崎直樹先生 から、アメリカで、
3パターンの簡単なマンダラ塗り絵をもらった。
塗り絵を始めた人達は、アメリカユング派の精神科医。

(ここから、チベットの寺院などの映像を見ながら、解説。)

中央チベット西  ラサから500㎞のところにある、
シガンチェの南西  ゲルク派 シャルーというお寺

西暦1300年 プドゥン 31歳で就任。
        チベット大蔵経を完成した人。
12万枚 

建築 モンゴル様式 世界で2~3しかない。

西 ナルタン寺

ネパールというのはまぎらわしく、
本来、
ネワール 日本人に近い    
ネパール インド人に近い   がいる。

黄 昼の空
青 朝
緑 夜
白 すべてを統合した光  を現している。

青    阿閃(あしゅく)如来
     
     怒りを克服した青。インドでは、青は怒りや憎悪、
     死、マイナスの極を現している。

黄    宝生如来  黄金

赤    阿弥陀如来 人々をすべて救済したいという情熱の赤

白    大日如来  

緑    不空成就如来 すべてを完成させたい、という願い。
     インドでは、行為、が緑にあたる。

チベットでは、こわい顔をした、
激しい神様が描かれることが多い。

トラパンツは、シヴァ神が着ているものと同じで、
ヒンドゥー教から来ている。

六芒星  様々なところに見られる象徴。

     伊勢神宮のロッカーの裏。
     ヒンドゥー教でよく使われる。

     △ 男性原理  ▽ 女性原理
二つ合わせると完璧になる。

源氏物語をよく見ても、六芒星がでてくる。
ユダヤと結びつけたがる人がいるけれど、
ヒンドゥーの流れをくんでいる。

マンダラ
日本においては、真ん中が大日如来。
後期密教は、阿閃、真ん中が青いのが多い。

マンダラは、お城を上から見たような形。
完璧に防御された聖なる都市を、上から覗いている。

赤が目立つ。
補色の緑も目立つ。

手を赤く塗る。
女性が手や足の裏を赤く塗るお化粧がある。

経典は、読んで裏返して重ねていく形のものを使う。

日本では、完全な円形のマンダラはほとんどないけれど、
チベットでは多い。
複雑なものだと、ひとつのマンダラの中に、
九つ入るマンダラもある。

チョルチン 仏塔  2万体の菩薩。
金剛界マンダラ40種類が唯一かかれている。
超宗派
牛乳を練り込んだ、風と水を通さない素材でできている。

日本にもあるような、棒が立っている。
タルシン 旗をたてるためのもの。
ミラレーパ、ティローパなどの像がある。

金剛界マンダラの場合、上が西。 自分が中心に入る。

胎臓界マンダラの場合、上が東。 その中にいる神を拝む。

太陽との位置関係によって、かわってくる。

オリエンテーションという言葉。

オリエント=光  光の統合を表す。

マンダラというのは、自分が中に入る。
そして、その中で森羅万象を生み出していく瞑想をする。

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by ami-cosmo | 2006-09-10 21:32 | 東洋哲学