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あるファンタジー物語

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親愛なる妖精さんからお便りがあって、
素晴らしいお話を紹介して頂いたので、
こちらでもお届けさせて頂こうと思います。


セバスチャンという男の子がいました。
ある本を開けると
その本の世界に入って行ってしまうお話です。

セバスチャンはその本の世界に行って
お姫様が捕われていたのでお姫様を助けに行きました。
それを知った本の世界の魔女はセバスチャンが来たことを
煩わしく思いある企てをしました。
それはセバスチャンがこの世界(本の世界)
に来た目的(お姫様を助ける)を忘れさせよう…
というものでした。
そして魔女はセバスチャンに近付き
優しくし何でも願いごとを叶えてあげました。
実はその願いごとをセバスチャンが言えば
セバスチャンが人間の世界で大切にしていた
お父さんとの思い出やお母さんとの思い出…
友達との思い出というものと交換され
忘れていくというものです。

その本の世界ではセバスチャンは
一人の男の子の親友がいました。
その親友の男の子がセバスチャンに忠告しました
『君はあの人に騙されているんだ君が願いごとを言ったら
君が今まで大切にしてきた思い出と交換になっているんだ!』とセバスチャンは『そんなことはない!あの人はいい人だ』
とそう言ってその親友を崖に突き落としてしまいました。

願いごとが叶えられるのは百個前後だったと思います。
そして願いごとを叶えられる玉がラスト1個になった時
魔女はその本性を現しこのように言いました。
『セバスチャンこの最後の願いごとでお前は元いた
世界に帰れるよう願うがいい!!あはははは!!』
この時セバスチャンには最低3つの願いごとがありました。
ひとつはお姫さまを助け出すこと。
二つ目は親友を助け出すこと。
3つ目は自分の元いた世界に帰ること…です。
そしてセバスチャンはラストひとつの願いごとを叫びました。
さぁ!なんと言ったと思いますか!!


セバスチャンはすかさず魔女にこう叫びました。
『あなたの心に愛を!!』と…。
願いごとは確実に叶えられますから…
その瞬間に魔女の心に愛が宿り魔女の目から
涙がこぼれ落ちました。
それによって魔女が作り出していた幻惑の世界が崩れ去り
真実の世界が現れました。
それによって親友も助けられ
お姫さまも助けられ
セバスチャンも元の世界に戻れた…というお話でした。

私は意外でした。
そして思いもよらないセバスチャンの叫びに心が震えました。本来ならば自分を騙していた相手でありにくむべき対象です。親友との仲を仲違いさせ自分を窮地に追いやった対象に
『あなたの心に愛を!!』なんて本来叫べません。。。
愛のみが一元の世界なんでしょうね。全てが肯定の世界…。



とっても素晴らしいお話ですね。
妖精さんは、私達に本当に愛の心が宿ったら
今までの世界が砂ぼこりのように消えて
真実の世界が現れるのかもしれないな…
と思ったのだそうです。

また、幻影にまつわるお話で、インド神話の、
ヴィシュヌ神のお話も引用してくださいました。


ウ゛ィシュヌの幻影のからくりのお話がありましたが…
良く修行をしていた弟子の前にウ゛ィシュヌ神が現れ…
『お前の願いごとを叶えてあげよう』と言われ弟子が
『それでは御身のマーヤの世界を私に見せて下さい』
と懇願しウ゛ィシュヌは
『それはお前に理解することはできないその奥の深さはシウ゛ァですらわからない』と…
でも弟子は懇願しつづけ
『ならばその池に飛込むがいい』と言われ
その弟子は飛込みます。
それによって色々な経験を味わい苦しみを味わいます。
そして余りのできごとに悲嘆にくれている時に
ウ゛ィシュヌが言います
『我が頼んだ水はまだか…もう3時間待っているのだが…』
そのきき覚えのある声にその弟子は心臓が破裂する位びっく
りします…。



わたしたちは、懇願すれば、
いろんな経験をすることができますが、
それも神々の大きな愛によって見せて頂いている、
幻影のからくりなのかもしれないですね、
というお話でした。

このお話、いつ読んでも、鳥肌が立ち、ぞくっとします。
今目の前に広がっている現象も、環境も、
自分が主観的にとらえている現実、
というものが本質的なことではなくて、
もしかしたら大切な記憶を、
大切な約束を、忘れたまま過ごしていて、
それが当たり前のように生活しているのかもしれないな、
と思ったりしました。
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by ami-cosmo | 2007-02-20 08:00 | お便り